出席者:
MARUOSA:ギャーな人、かた焼きそば研究家、ホームページ
イチロー:絵描きさん
オックさん:高円寺古書店 アニマル洋子店長
市場:美人画家
吉田:杉並区在住
ゆうこりん:美人モデル、文字起こし
場所:高円寺:中華屋
日時:2012年12月18日
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<間>
市場(以下:市):それじゃ、おつかれさまありがとね。仕入れ...じゃねぇや、<引っ越し>か(笑)
市場(以下:市):それじゃ、おつかれさまありがとね。仕入れ...じゃねぇや、<引っ越し>か(笑)
(かんぱーい)
市:じゃ、MARUOSAくんの性体験をいちから今まで全部...その話のために来たんだよ
MARUOSA(以下:M):ははっ
吉田(以下:吉):じゃあ、帰ります、ってね(笑)ていうか、都合悪いこと聞かれたら全部<ギャー>でごまかすのもいいかもね
M:ははっ
吉:で、それをこっちで勝手に翻訳すると
市:そうしましょう
ゆうこりん(以下:ゆ):もう何か注文しました?
吉:いや、なんて言うか、このメニューの写真全部同じ料理に見える(笑)
市:イチロー、飲みが早いね。もう半分飲んじゃった
吉:いいじゃないっすか、別に飲んだって(笑)(Mとゆに)イチローさんって知ってます?
市:一応絵を描いているんだよね
イチロー(以下:イ):こないだ引っ越しの手伝いをしたときにお礼におごってくれるって。静かに飲ませていただきます(笑)
市:いつも展示の時とかに、車持っているから運ぶの手伝ってもらってる
吉:まあ良いように使われている(笑)
市:たけし軍団みたいなもん
イ:他にも色々運ばされているんですよ、絵を運んだりとか セーラー服運んだりとか...ははっ
M:運び屋っすね
イ:運ぶ時だけ連絡してくるの
吉:で、絵は一切認めてないっていう
市:ボロクソ言うだけ言って、運んでもらう
イ:セーラー服運んでくれにはちょっとビビりましたけどね
市:しょうがねぇじゃん
イ:全部セーラー服
市:しょうがねえじゃん(怒)
(沈黙)
市:カタヤキソバは?
M:もちろん頼みます♫
市:MARUOSAくん、何だっけあの、ラジオみたいなのやってるんでしょ?
M:やってますね
市:それはどっか誰かの家かなんかに呼んで?
M:いや 歌舞伎町に知り合いのカフェバーがあって、そこを使わせてもらってる
吉:ネットラジオ?
M:月1でユーストでやってます
吉:生で?
M:生で
吉:へぇ、それってmp3とかにしてアップしたりとか..
M:ユースとなんで、録画出来るんですよ。だから自分のHPのサイト内にラジオのページ作って、アーカイブにして載せてます。だからいつでも見れるようにはしてあります
市:映像もそこで見れると
M:そうですね
市:その日はなんかイベントみたいになってるんだっけ?お客さん入れてみたいな
M:そうですね、直接観覧できるようにはなってますね
吉:あああ、お客入れてってことか。飲み屋だしねっていう。それだとまたちょっと趣旨が違いません?
市:何が?
吉:いや、なんかただ人の家に集まってただだべっているだけだと思ってた。最初さ、この集まりをどうするかって時に、どういうのが一番いいのかなって話しをしてて。多分ネットラジオやっても最後まで聞き切れないんじゃないかみたいな。だから活字にしたほうが読まれる可能性もあるんじゃないかなっていう。で、ゆうこ りんが文字起こしやってくれるってことになって。、、でも半年ぐらい時間かかってない?
ゆ:すみません(笑)
吉:(イに向かって)何か話して!
イ:何を(笑)
吉:適当に。一発ギャグを言うとか
ゆ:カットされちゃったりして
市:でも「適当に」とか言っておいて、しゃべらせようとするよね(笑)
吉:や、適当ですよボクぁー
市:イチローなんかないの?そんな飲んじゃって
イ:ナイッスヨ
市:酔っぱらっちゃうよ
吉:もうちょい席詰めます?
市:こっち来なよ
イ:ぼくは、いいですよ
吉:だって来ないと独りでただ。。。何しに来た?ってなっちゃう
市:こっちにずれようか。あとでオックが来るから。オックが離れていると、みんな知らないからさ、オレが近くにいないと...
吉:奥さん?
市:奥さんじゃないよ、<オック>さん
イ:オックさんか
吉:ああ、オックさんね!
市:吉田さん、こっち来てさ、俺端に行くよ
吉:ああ分かりました
(市場、吉田の間に空席が出来る)
市:これでいいか、それでこう隣り合って...こんな感じでオックが来たら、ズレる感じで
吉:まあ、とりあえずオックさん来るまではこれでいいんじゃないですか?だって来るかどうか分からないんですよね
一同(笑)
吉:ちゃんと文字起こししてねここ(笑)
ゆ:はい
吉:あああ、でもなんかこの「間」が勿体ないじゃないですかこれ?(笑)
市:勿体ないって...
吉:なんか余計に席が分散しちゃったような
市:こっちのテーブルにいるから平気(笑)
イ:別にいいよ、俺独りで飲んでるから(笑)別に話すこともないし
市:途中から入ってくるからな。なんか「なんでこんなとこに入ってくるの」ってところに
吉:頃合い見計らって市場さんのケチをつけはじめる。「いちばさんがもうケチで」どうのこうのって
市:そうだよ
イ:今日は何のテーマで話すんですか
市:え?テーマなんかないよ別に
イ:なんか...音楽の話とかそういうのじゃないんですか
市:ないない、何もないです。でもあれだよね、こういうの(レコーダー)があると意識しちゃうよね。酒飲んでくれば忘れちゃうんだけど
M:始めのうちは、意識しちゃいますよね
市:MARUOSAくんはお酒のむの?飲んでんだっけ?
M:そんな飲まないっすね
市:変わんないよね別に
M:いやいやいや、顔はめっちゃ出ますけど
吉:多分俺のほうが出るとおもう。顔がすぐ...
市:ああ、あんたね(笑)分かりやすいの、ここだけ(目の周りが)すぐ赤くなるの...w
M:X-menみたいな(笑)
市:グラデーションみたいになるの
吉:いやぁ、こうなるとこすき間を埋めたくなりません?この空席。、、ちょっとなんか無音の部分とかあると...
市:強迫観念症だからね
吉:いやいやいやいや、常に間を埋めないと
市:それ、いろんな事に言えるよね〜
吉:え?
市:いろんなこと...そうじゃない?飲み会とか行っても...引っ越しでもテキパキ働くしね
吉:いやあ、そうでもないっすよ
M:音楽もそうなんですか?すき間を埋めたくなるような
市:すき間なんかないじゃん
吉:...すき間は...ないかな、ははは
M:あったら心配みたいな(笑)
吉:うんあったら心配。だから曲間とかないもん(笑)
M:あ〜
吉:曲間は絶対入れるなって
市:曲間?
吉:一曲目二曲目の間とか
市:分かれてるんだ?
吉:ハ?
M:ははは
吉:分かれてますよ〜!
市:ほおぉ
吉:一応常にアルバム作りは。そう例えばレッド・ツェッペリンの4枚目とかって良く出来てるじゃないですか。A面...
市:つながってんの?
吉/M:(爆笑)
吉:昔のアナログって、A面B面って分かれていて、A面の盛り上がりとB面1曲目の名曲みたいなのあるじゃないですか。そういうつもりで作ったりとかしてんですよ
M:へえ
市:CDは裏面ないのに?
吉:いや、CDは一応、中間あたりで分けたりとかはしますけど(笑)まあ、前半の盛り上がり、後半の盛り上がりみたいな
市:ああ、そういう流れをね
吉:そういうのありますね。(Mに)そういうのありますか?
M:”ぽく”なってきた(笑)
市:わざとこう、そうやってインタビューみたいにしないとあれだね、
吉:え?!
市:...やりずらいね。インタビューみたいにしていったほうがやりやすいんだねこれむしろ
吉:え、別に気にしなくていいんじゃないですか
市:なんだって?!
M:(爆笑)
イ:試行錯誤っすね
市:は?何言ってんの
吉:すごい上から目線だね(笑)
M:神目線でしたね(笑)
<愛>
吉:思ったけど、こう、なんだろう、話が戻るけども例えばなんか、外国の人が家に来て録音なんかするときに、機材を繋いだりしているじゃないですか。その時に「あれ、今お前録ってる?」みたいな感じに言われて「録ってない」って言ったら、「いや、”今の音”が面白いのに」みたいな風に言われて
M:あ〜
吉:分かります?
市:分かる分かる
吉:それって考えようによっちゃ、例えばセッションだなんだやったりしたら、ある程度もう分かっている人って自分がどんな音出して、どんなパターンになるか分かっちゃうじゃないですか。だけどその準備段階の音って、いわゆるハプニング的な
市:何の人なの?
吉:ノイズの人
市:だったら余計だよね
吉:あの、ラッセって知ってる?
市:ラッセンって、あれだろ?
M:イルカの絵

市:むちゃくちゃ高い絵よね。糞面白くもない絵をさ...
吉:ほんと?いつ?
吉:ほんと?いつ?
ゆ:一月だったかな。確かスーデラで
市:勧誘される人いるからね、あれね。信じられないよ
吉:だから、、、何の話だっけ(笑)
市:ノイズのセッティングをしているのが...
吉:あぁ、だから、ある程度までやり慣れちゃうと、もうハプニング的なのにしか面白さを見いだせない
市:ノイズの人なんかは特にそうなんじゃないの?なんか、音として捉えてるじゃない、音楽としてより
吉:市場さんも、雑記帳みたいなノートあったじゃないですか。
市:ああ、あんな感じなのかな
吉:スケッチを...あれに近いと思うんですよ
市:でもね、あれも何回かパターン化していくとさ、
吉:あれ自体もパターン化してしまう
市:そう、しちゃう可能性があるんだよ。だかさ、更にそれに行くまでのその、、意識?
(ここで料理が届く)
吉:で、なにが言いたかって言うと、この雑談会も意識した部分でなくどうでもいい感じの所から何か面白いものが出来ないかなと言いたかったんです。、、、じゃ、ちょっと食べましょうか
市:酔っぱらってきちゃったよ。昨日も酔っぱらってたの。
イ:え、市場さんアセンションしたいんっすか?
市:エ?
イ:アセンション
市:アセンションって、あの、え〜っと...コルトレーンの?
イ:エ?
市:ハ?
吉:コルトレーン?
市:アセンション?
吉:え、何?
イ:アセンションになるって言われているじゃないですか今
吉:マヤ文明の...
イ:そうそうそう
吉:12月?
ゆ:第5次元?
イ:もうすぐっすよね?
ゆ:ああ、21日でしたっけ?
イ:21、2、3ぐらいに何か起きるって言われている
市:21日?
イ:全然みんな意識してないっすね(笑)
一同(笑)
イ:俺21日に何かあるんじゃないかって
吉:いや、今さらさ、これから何か起きるって言われても。もう少し前段階があれば別として
イ:俺今日の飲み会が中止になったら21日になるって言われたから『ええ?!』って。そんな時に飲むんかよ?って
M:はははは
市:侵されてるね〜アタマ
イ:いや、<全く凄いなこの人達は>って今思ったんすけど
市:おまえだよ
イ:ほんとにこれが最後の飲み会になるんだろうなって
一同(笑)
市:おまえのな(笑)お前は、最後の飲み会になるかもしれない
吉:あのさ、今のを文字起こしされたら完全『ムー』とかさそっち系、電波系の...
イ:それ止めて欲しいけれども(笑)
一同(笑)
イ:そうなんだ、、みんな全く何も...
市:なになに、何かが一直線に並ぶんだっけ?
吉:マヤ文明の暦が12月21日までしかないっていう。だから、その日で...
イ:それだけじゃなくて、他の人たちがいる<次元>が変わるって言われてる...
吉:えっ?
M:次元が変わるんですか?
ゆ:全員変わるんですか?
イ:<全員>じゃなくて、<次元>が変化するっていう風に言われているんっす。今だから3次元なのが、次元が上昇するんで...
M:3.5とかになるんですか
イ:それによって
市:3.5(笑)
イ:人体が、肉体が完全に変化するんじゃないかって言われてて
M:へえ
吉:それは宇宙時代になるっていうこと?宇宙意識に繋がっていく...
イ:いや、元々宇宙意識っすよ
市:始まったよ(笑)これどういう会だったっけ(笑)
M:ムーの会(笑)
市:入れてくださいとかって言っておきながらお前が訳の分からないこと言い始めて...
イ:今俺ずっとその事しか頭にないから。音楽も聞かないし、絵なんか描いている暇なんかないですよ
市:じゃ何してんの
イ:だから、そういう情報を集めて考えてる。どうしたらいいかって
市:お前が考えたってしょがねえじゃん、<起きる>んだからさ
吉:ていうか、市場さんより病んでるかもしれない
一同(笑)
吉:市場さんは電気メーターの音で、たかだか10デシベルもないような音にノイローゼになり始めてるのに(笑)
市:自分だってオーケストラみたいな音がするとかいって、訳の分からない事言って
吉:あれはだって50デシベルありましたもん
市:50デシベル(笑)あんな音楽やってるからだよ
イ:雑音と、その吉田さんが作るノイズとの違いってはなんなんですか?
吉:くっ..(失笑) いや、自分が出す音は全て、高尚で美しいものなの!(笑)
イ:私はそのノイズって全然分からないんですけど、ノイズの定義っつーのはどういう...メロディーがないとか...?
吉:もしかして7次元ぐらいになったときに...
市:イチロってすぐ理屈でさーぐじゃぐじゃ訳分からないこと言ってさ、そんな奴が21日がおかしいとか言うんだよ
吉:その手の本をいっぱい買っているとか?
イ:本よりはネットです
ゆ:盛り上がってる人はいるんですか?
イ:めちゃめちゃ盛り上がってますよ!!!
一同(笑)
イ:めっちゃめちゃ盛り上がってますよ!!!(強調)
吉:論破されちゃったんですか(笑)
市:相手を論破したの!
イ:論破っていっても、そこはだから分からないですよね。真実は誰も分からない。だって分からないじゃないですか、何が起こるか
市:そんなこと言ったら全部分からないよ
(一同乾いた笑)
吉:マヤ文明以外のことも分からないから
イ:ただ俺はほんと”何かあるんじゃないかな”って
吉:昔『神々の指紋』っていう本が流行った時に読んだら、それは要は地球の地軸がズレて、それによって南極の氷が溶けて大洪水が起こるって。で、そのピラミッドが置いてある位置っていうのを、星の天体図と照らし合わせて重ねると2012年に地軸変動が起きるっていう。それによって人類が...
市:レバニラうまそうだな
イ:地軸変動?
M:へぇ〜
イ:そういう説が...
吉:太陽の軸がズレるっていう。ほんの数ミリっていうか、ちょっとズレるだけで...っていう
イ:いろんな説があるんすよ、だからどれが本当か。全部嘘かもしれないけど(笑)で、<ニビル>っていう惑星が3600年周期で回ってて、ちょうど
吉:え?ニビル?
イ:惑星ニビルって知らないですか?
市:そういう名詞覚えるようになったらもう重症ですね
一同(笑)
市:当然のように「ニビル」って言ってこう...
イ:いやでも、ほんと今週末に...もすっごいデカい惑星が3600年ぶりぐらいに地球に大接近するんです。だからぶつかるってことじゃなくて、それによって太陽とかが変化して...
市:それが21日
イ:異常な放射線みたいのが降り注いで人体が電子レンジの中にいるような感じになる
ゆ:それで変わるんですか
イ:...”じゃないか”っていう風に頭のおかしい人たちが言ってる(笑)
M:そんなでっかい惑星だったら今気づくんじゃないですか?(笑)
吉:ラース・フォン・トリアーの映画の『メランコリア』みたいに。あれもでっかい惑星が近づいて来てっていう
イ:映画っすか
吉:映画
ゆ:近づいてたらNASAが黙っていないんじゃ?
吉:でも次元が違うから見えないっすよね
イ:NASAが黙ってないっていうのは、それはもうどうしようも出来ないから隠しているだけなの。もうどうしようも出来ない
吉:実際、次元が違うところに存在しているんじゃなくて、実際にこの同じ、じ...ジゲンに...(吉田氏混乱)
M:大丈夫っすか(笑)
吉:次元に存在している...
イ:そこがね、非常に...難しいっす
吉:”難しい”
一同(爆笑)
吉:一番聞きたいのに
市:何たま出版みたいなこと言ってんだよ(笑)
イ:パラレルワールドみたいなのがずっとあって、時間の概念っていうのが、全部同時進行で、いくつもの世界が存在している。波動の高い人とか低い人とか、いろんな人たちがそれぞれに自分たちがみんなそこに居て、微妙に違う世界があるっていう風にも言われている
吉:イチローさんの絵が凄い売れてて、市場さんが常にイチローさんの引っ越しの手伝いをやらされている世界もあるっていう
一同(笑)
イ:そうそう、だからその世界に行けば、いろんな市場さんがw すごい売れている市場さんもいるかもしれないw
市:”かも”っておい(怒)
イ:でもそれもよく分からないんだけど...
吉:まあでも、それも21日なれば全部分かるっていう
イ:楽しみですよね。お別れかもしれないですよ市場さん。俺と市場さんどっちが高い世界に行けるか(笑)
(一同引き笑)
市:何をして<高い><低い>っていうの
イ:ワカンナイ
吉:高い世界っていうのは、それはどういう
市:ねえよ、そんなの
吉:意識的にちょっと...
イ:基本は<愛>らしいっす
吉:えっ?
イ:愛ですよ、愛
吉:それはお金で買える愛?
イ:お金で買えない愛ですよ
吉:お金で買えるなら、お金で解決したほうがいいんじゃない?だから結局宇宙意識っていう...それがテーマ?
イ:だから人間を作ったのは文明が発達した宇宙人が遺伝子操作をして...
(Mにかたやきそば到着)
M:写真撮っていいっすか
吉:美味しそうだね
※以下の会話は混線していますが、そのまま載せてあります。()内は、市場さんとイチローさんの会話です by ゆうこ
市:(それなら得する奴っていうかさ、小金持ちにしても牛耳っている奴ら...宇宙人でもいいけどさ、)
吉:でも店によって全然違うじゃん、だってこれ麺あんまり見えないよね
M:そうなんすそうなんす!(興奮)
イ:(いわゆるイルミナティが...)
吉:すごい見た目濃厚な味で美味しそうな
市:(..を始めてるわけじゃん。おかしくなるんだったら...)
M:中華系は結構こんな感じですね
市:(逃げるとかさ...)
M:日本の中華料理屋とかになると、塩味とかあったり
市:(別に何かがぶつかって地球がなくなるとかそんなことじゃないんでしょ)
吉:これは完全に中国系
M:うん
市:(ま、意識というか....何かひっくり返るとか...)
イ:(だから今まで逃げてた金持ちの人たちが...逃げようとしても...逃げられない状況になってる)
吉:唐揚げも他の店にはあんまりない味で...
M:八角が効いてる
市:(ああ、俺たち死ぬからねいつか)
<表現者>
イ:市場さん、そういえば漫画描かないんですか?
市:へっ?マンガ??
イ:今年は本出さないんですか?
市:やっぱねえ、いろいろあってさ。引っ越しとか
イ:モチベーション下がったんすか
市:いやいや、3月にパリ展があって、いろいろ準備している
吉:ノイズブックを作るとかって...
市:ブックは作らないけど、ノイズのアルバムを考えててさ。引っ越しのついでに今までの過去のよくわからないカセットテープがいっぱい出て来たの。やっぱり捨てたいからすっごい今よく聞いてるの。そしたら4トラックで録ったやつが片面だけが逆に入ってたりするのがあったりしてさ。で、今一番安いデープレコー ダで聞いてるんだけど、すっごい良くて...<え、これカッコいい>って思って。
吉:MTRを持ってたんですか
市:そう。前MTR持ってて、その逆面に入っているやつが逆再生で、それがメインじゃなくて後から<ガタガタガタッ>って入っているようなのがすごく良くて。
吉:それって市場さんの努力でもなんでもなくないですか
市:いやいや!でも俺が居たから起きたわけでしょ。それを発見したのも俺だし
吉:ア セ ン シ ョ ン !
市:何にしろ、俺が存在したから。で”良い”って俺が決めたわけじゃん。もしかしたらあなたたちに聞かせても何がいいんだって言われるかもしれないけど、で もそれは俺のフィルターの中で一等賞取ったらそれでいいんだからさ。ま、一等賞じゃないけどね、そんないいもんじゃないけどね。てへっ!
吉:MARUOSAで活動するとき、そういうハプニング的要素を取り入れたりだとか...
M:一応切り貼りなんですよね。
吉:音源制作は?
M:オーディオファイルを細かく切って貼って行くんですけど、考えて貼ってないんで...
吉:ランダム的に貼るっていう
M:でもランダムにするエフェクトを入れてるわけでもなくて。自分でランダムに置いてるので、自分でも予期しないリズムが出来て「おゎっ!」みたいな
吉:打ち込みをやっているわけでもなく...一応リズム...
M:一応考えているんですけど、でもなんやろ、感覚の部分が結構割合多くて。パッパッパッパッて置いて、ダメやったら一部分だけ変えたりしてっていう。それも結構感覚で置いたりしているんで...
吉:いや俺、MARUOSAの何がうまいって、一番思ったのが<間>。やっぱり間と溜めの作り方がうまいなーっていう
M:ほぅ〜
吉:やっぱ間って大切だと思うんですよ、どんなもんでも
市:MARUOSAくんのはやつはさ、あれだけじゃなくてその場で歌うっていうかさ、ワァーッ!て言うじゃない。毎回決まってるの?あるいは流れの中で、ここでバッって言うんだみたいな?
M:大体流れですね、練習もしないんで...
市:やっぱそういうのがやりやすいんでしょ
M:ま、練習したくないっていうのがあるんで(笑)
市:なんで?
M:面倒くさいんで(笑)
市:じゃやめちゃえばいいじゃん(笑)
M:はははっ。練習はやめてますよ(笑)
吉:(爆笑)
M:ライブはやめない(笑)
吉:それ良い言葉だね(笑)
イ:市場さんはノイズのライブの練習するんすか?
イ:市場さんはノイズのライブの練習するんすか?
市:するよ
吉:くっ...
イ:ほんとに?
市:するって言ってもメロディー的なことじゃなくて、イメージしているのがあるわけさ。例えば<バーン!>って音が出したいのに、本番で<バーン!>って鳴ならくて<プシュ〜>ってなっちゃったら本末転倒じゃない
M:確認みたいな
市:そうそう確認確認
イ:カクニンね
市:だってあれ、本当に微妙なあれだから変わっちゃう時あるんだよね
イ:同じ再現をするってことではなくて
市:そうそう。俺はそのパターンは必ずやるから、ここで思ったように音が...
イ:<ズー、バフッ!>みたいな。それが出るようにっていう
市:そうそう。練習っていうよりも確認。これがこのメモリで合ってるんだよなっていう確認をして。そこで失敗した時に、<何の為に生きて来たんだろう>みたいになる可能性もある。でももっとライブをやってれば、それも楽しめるようになるのかもしれないけど、やってないからね。2回ぐらいしか(笑)
吉:2回もやれば十分ですよ
市:出た(笑)
イ:吉田さんは練習するんですか?
吉:ライブの前は練習しますよ。だって機材って、ペダル並べると音って出なかったりするんですよ。
M:そうですね
イ:やっぱ音が出るか出ないかってことになってきません?
吉:いや、だから(笑)エフェクターつなぐのにケーブルを10本とか使うから、その中の1本でも断線してると音が出ないんですよ。でももう今は音が出なくても「まぁいいや」って感じなんだけど(笑)
イ:感情が高ぶってここでグァーッって出したいって時に音が出なかったりすると、気持ちが抜けるっていう..
吉:そう。ここで決めて絶叫するぞっていう時に声が出ないとか、ちょっと...
イ:そうですね
吉:イチローさんはやっぱ再現できない事に対して、ちょっとこう何かノイズにいちゃもんを...
イ:そんなことないっすよ。それはないけれども...それはないです!そういうことはないです!
市:<ないけれども...>って言ったじゃん
イ:へへへ
市:あるんでしょ。どうせ21日で終わるって思ったんでしょ
イ:チガウ
吉:だから今日散々飲み食いして帰ってやろうと思ってるんですよ、21日で終わるし(笑)
イ:そうっすよね〜...だからノイズはいい加減にやろうと思えばいくらだって出来るけど、真剣にやっている人はその高みにいるっていうような両極端になっちゃうから、それの見極めが難しい
吉:それ言ったら絵だって一緒じゃないですか
イ:そうそう、絵もそうなん..ですよ
市:いやいや、全然違うよ。絵は手を抜いて描こうが、一生懸命描こうがね、出来上がったブツが面白いか面白くないかなんて、成んないと分からない
イ:絵もほら、市場さんの子どもの絵見て勘違いして、<こんなの出来るわ>って思うけど、ちょっと違かったりするじゃないですか
市:ちょっとどころか全然違うよ(怒)なんば言おっとですかあなた!
イ:だからそういう世界じゃないですか。簡単に出来ると思わせといて実は出来ない
市:イチローはいつもそうやって理屈でなんか言ってんだから
吉:あれこそね、さっき言ったようにセンスっていうかその人の感覚っていうか。...MARUOSAっていうのは、ミュージシャンていうよりは芸人枠に入るんじゃないかなって思うんだけど。
M:あんまミュージシャンっていう自覚ないですからね。最近年々なくなってきてます(笑)
吉:アーティストでは全然あるけど、どっちかって言うとやっぱり芸人枠かな
M:ははは
市:自覚としてはどんな...
M:<音楽家>って名乗れないですね
イ:表現者
M:そっちのほうが近いですね。だって音楽のこと全然分からないですもん。基礎を学んだ訳ではないし、楽器出来るわけでもないし
吉:楽器とか全くやってなくて?
M:全くできないです
吉:じゃいきなりあのスタイル?
M:いきない打ち込みですね
吉:なんでまた急にあれを...
M:なんですかね...
吉:何か例えば、エイフェックス・ツインを聴いてたとか...
M:そういう時期もあって...で、ああいうのって、学生の頃なんですけど、お金持ってないと出来ないと思ってて。いろんな機材とか買わないと出来ないと思ってて。で、デザインの専門学校に行ってたんですけど、同級生があの<MOD>ってあるじゃないですか、音楽のフリーソフトで、シーケンス組んで作るソフトなんですけど、<タダで出来るんや>って始めたのがきっかけで。もともとそういう電子音楽は好きやったんですけど、手段が分からなくてずっと聴いてるだけやった
市:イチローはノイズとかやりたくないの?
イ:え?
吉:じゃ、バンドとかから始まったわけじゃないのに、今じゃバンドと一緒にやったりして(笑)
M:そうそうそう。そうなんすよね、逆なんすよね
吉:でもそれって結局MARUOSAで活動して人から評価されたりっていうのはやっぱり、それが自分に一番合ってる表現だと...
M:そうですね
市:適当にやってるだけじゃないの?
一同(笑)
市:なんか、暇だからやってるんじゃないの
M:真剣に適当にやってますよ(笑)
市:そんだけやってるってことはそうだよね
ゆ:大阪時代から?
M:そうですね
吉:大阪?Satanicpornocultshopとかって知ってる?
M:知ってます知ってます。対バンはしたことないですけど
吉:昔よく一緒にコンピを作ったりだとかしてて...もうほんと10年前ぐらい。で、今はJuke/Footworkのスタイルになってて凄く評価高くて
市:(結構俺酔っぱらってんな。昨日も飲んでて...)
M:なんかJuke流行ってますよね
吉:クラブとかで聴くと低音がブンブンきて、あ、面白いなって
M:クラブって低音の音楽って思いますけどね
吉:今まで自分にその、低音の概念ていうのが全然なかったから
M:僕もなかったですよね
吉:だからJukeのイベントに呼んでもらった時、すごい頑張って打ち込みを作ってみて
M:呼ばれたんすね
吉:呼んでもらえたんですよ、なんか(笑)で、ノリノリのリズムが出て来るわけじゃないんだけど、低音がビンビン響いてきてなんか凄ええって。感覚的な部分にまで響いてきて<おおぅ!>みたいな。だから、アセンションなんですよ。...アセンションだって結局、多分人に言われるんじゃなくて、分かる奴は<ああ〜>みたいな、そういう世界じゃないのかな
イ:いやでもほんと、そういう世界らしいっすよ
市:でも分かんないって言ってたじゃない
イ:そうみたいよ
吉:そうみたいって
市:お前、イチロー、いつもさ「○○みたいとか○○らしいですよ」ってばっかり言ってるじゃん。
イ:違う違う、波動が、それぞれの人がそれぞれの波動を持ってて...
市:お前の波動はなんだよ
イ:だから、<何だよ>じゃなくて、私の波動/あなたの波動。別に市場さんの絵も善でも悪でもないでしょ、気持ち悪いだけで
一同(失笑)
イ:プラスかマイナスって言ったらマイナスだけど、<悪>ではないっていうか...だからそこは別に...
吉:ていうかもう、これは新しい次元に行ったイチローさんが、こういう毒舌キャラに生まれ変わったっていう(笑)
イ:だからそういう波動なわけじゃないですか。だからそれに寄せられた人が寄ってくるっていうわけで、だから俺、吉田さんの演奏はこないだのしか聴いた事ないけど、市場さんのは<ダーッダーッ>って音出す感じだけど、吉田さんのさぁノイズっていうのは、なんか<魂のエナジーをまとめるような>音の出し方みたいな、そういう...
市:出 た よ(笑) よくそんな恥ずかしげもなく言えるな(笑)
イ:だから全然ねぇあの...
吉:ただおしっこしているだけだよ
イ:小便とか唾をまき散らすようなそういう音の出し方じゃない..
吉:だから<愛>なんですよ
イ:エヘヘ
吉:基本<愛>だよねやっぱり。全て
市:段々腹立って来た
一同(笑)
吉:<二度とやんねぇよこんな会>って?(笑)
市:冗談じゃねぇよ(笑)
イ:絵は違うと思うけど、ノイズはねっ、へっへ、結構いい加減だよね
吉:えぇ?何なんだよキミは!
市:絵をいつもぼろくそに言われてるからこういう時だけ言ってるの
吉:みんなの前で
イ:でもさ、市場さんノイズやっててさ、<こんなもんなんでしょ>っていうのが8割ぐらいあるでしょ?
市:あるわけねえじゃねえか
イ:だって俺も聴いてて、俺も分かんないけど、「こんなもんなんだな」ってっへっへ
市:ちがうちがう。ち が う よ
イ:エ?
市:あ、正直言ってね、ノイズ...
イ:こういう「こんなもんでしょ」っていうのあるじゃないですか
市:俺が喋ろうとしているのになんだよ(笑)まぁいいけどさ...
イ:じゃあ言って
市:...俺は、ノイズは非常に自由度を感じたわけ。音符もないしね。覚えるものなく、誰でもできるし。どう言ったらいいんだろうな、とにかくその当時一番自由度を感じたわけ。で、自分のやりかたで何かできないのかとやっていって。...で俺は結局やったときに少し見えてきたのは、俺はフォークギターとかが入ってる人間だから音楽としてね、そこにそういうのを混ぜるみたいな方法が最近多いのね。最初フォークギターで鳴らしておいて、急に段々狂って行くみたいな。 で、ノイズになっていった後は、自分の中の気持ちいいパターンのどのパターンが好きなのかなって。ただやっているんじゃなくてね。ただやっただけじゃ10分も20分もできないよ。できないっていうか、やっぱり<こうしたい>って目的があってやってるんだよね。<こう鳴らせばノイズになるだろう>っていうのは特になくて、あん中でもどういう風にやりたいかっていうのがあってさ
イ:何を伝えようとしているんすか?
市:え?
イ:感情的なことで何か伝えようと...
市:伝えようなんて思ってないよ。誰かに伝えようなんて思ってないよ。俺が<ノイズで自分が何で楽しめるのかな・やりたいのかな>っていう、そっちしか考えてないんだよ
イ:感情とかじゃなくて、心地良い流れみたいなものを...
市:<心地良い>っていうのとまた違うよね。色々心地良いし、なんか腹が立つ部分とか全部入り交じってて。お前と話していると、理由があってカテゴライズ されるように今話してて思うのね。そんなことは関係なくて、俺が実際に誰に言われた事もなくやっているっていうことは、<こう見られるから>なんて思っているわけじゃないからさ
イ:ああ、見てるほうを意識しているわけじゃない
市:してないですよ。結果的にやっぱりライブとか好きだから、そういう機会があったらやるみたいな。俺はどんな風にやるのかな、とか。あのね、あの時一回 やったライブだけを見てもらっても困るんだけどね、何にも固まってないしさ。でもね、一回転するとね、そのノイズってものに対しては俺あんまり喋るあれがないのね。自由度が高過ぎちゃって、どこに俺がこう駒を置いていいか分からないっていうのがあって。でも何かやりたいって思ってたのね。ただ、お尻着けないといけないからね。今度アルバムみたいなやつを考えているから、そういうのを聴けばもっと分かってくれると思うんだけど。あの胃画廊のやつ、胃画廊ブックのさ、入ってたの聴いた?
イ:フォークの
市:フォークで途中からノイズになるやつ。あの時に「なんかノイズが始まった」ってやつがあるじゃん、<ボーンボーン>って。あの感じがすごい好きなの、あの入り方。あれは、ただやってるんじゃなくて、自分で計算しているわけ、何度も
吉:根本的にはノイズ好きなんですね。手法としてのノイズが好き...?
市:う〜ん
イ:市場さん、あれっすよね、ノイズはともかくとしてオリジナルのフォークとかの曲は全然攻撃性がない、すごくよ〜くまとまった良い曲というか(笑)ノイズになると攻撃的になるけど、オリジナルはすごくキレイな声で普通に歌う感じで、大事に曲をしてる感じがするだけど、そこがなんか不思議だな〜とは思ったり
吉:いや、でもやっぱそういう面ありますよ、自分だって普通に家でシンセいじったりする時、なんかもう小室哲哉みたいな。ピコピコの音とかも好きだし
市:元がそうだからね
吉:えっ?
市:顔がそうだしね〜
吉:え、何で顔がコムロ?
イ:じゃあ、その違う部分が出るってことなんですかね、表現の仕方によって。市場さんのオリジナルの音は、攻撃性がないっすよね。なんか、優しい感じ?(笑)
市:歌詞をちゃんと聞いてないよね
イ:歌詞はね...歌詞はあるかもしれないっすね
市:いや、どちらかっていうと歌詞もあんまり気にしないっていうかね...ていうかね、お前と話してるといつもなんかこう、<これはこうだからこうなんですよね>みたいな風にしたくなるのか知らないけど、俺はそういうこと思っていないから、それ突っ込まれると俺...
吉:だからなんか決定的な答えというか、結論が欲しいんじゃないですか、一つバーン!と。これでもう<判決〜!死刑か無罪>みたいな。でもそういうもんじゃないですよ、世の中
一同(笑)
吉:あいまいな微妙なバランスの中で生きてるんですよみんな。アセンション。今回のテーマは<アセンション>だね
市:アセンションて何?
M:答え出たら面白くないんじゃないですか?終わりじゃないですか
イ:そうそう
市:終わらねえよ、答え出たって...
吉:はっはは
市:んなの、答えなんてねえんだから
M:ない
吉:うん、答えは<ない>。だけど答えを出す事によって
M:答えあったらもう終わりですもん。止めますもん
M/吉:そうそう(同意)
市:多分死ぬ時...死んでもだめだから...できないと思うんだよ
吉:俺だって次出すアルバムは<これ最高傑作になるぞ>とか...
市:嘘つけ!
吉:いや、そう思いながらやってんすよいつもw でも作っているうちに時間が経つと<もう、早く終わらせよう>とか思って。だってあれ出さなきゃ意味ないじゃないですか。作品って
M:そうっすね
吉:絵にしてもアルバムにしても
市:もちろん。お尻まで作って。それはやっぱりなきゃね...
吉:延々とものすごい理想ばっかり語って全然作ってない人っているじゃない。なんかものすごいコンセプトでどうのこうのって言って(ゆうこりんのほうを向く)
ゆ:(小声で)中古でMTR買いました
吉:買った?MTRなくたってできるよ!!これ(レコーダー)で録れ(怒)
後半へ続く
後半へ続く